Cache Plugin
WordPressキャッシュプラグイン比較|
入れる前の選び方
キャッシュプラグインを比較する前に、いまのサーバーでキャッシュが動いているかを確認します。すでに有効なら足さず、入れる場合も1つに絞ってください。止めて元へ戻す手順を、先に確認してから進めます。
WordPressキャッシュプラグインを入れる前
キャッシュプラグイン比較で製品名から入ると、失敗しやすくなります。WP Super Cache、WP Fastest Cache、W3 Total Cache、LiteSpeed Cacheは、いずれも公開面のHTMLを保存して返す役割を持てます。役割が重なる製品を並べて入れると、比較ではなく事故になります。
入れる前にやることは3つです。バックアップがあるか。サーバー側キャッシュがすでに動いていないか。高速化やキャッシュのプラグインがすでに入っていないか。この3つを飛ばして人気順で入れると、更新が反映されなくなり、フォームが止まり、管理画面が重くなります。
公開面の画像が巨大なままキャッシュしても、重いファイルが速く配られるだけです。先に画像と不要な読み込みを減らす手順は、高速化の記事に置いています。この記事は、キャッシュを入れるか消すかの判断に集中します。
入れる前に、除外候補のURLを先に書いてください。カート、マイページ、問い合わせの確認、サンクス、プレビュー、会員向け。書いてから製品を選ぶと、除外できない製品を避けられます。書いていない状態で入れると、公開してから事故を見て除外することになります。
ログイン中の自分で速さを判断しないでください。キャッシュは、ログアウトした訪問者向けに効くことが多いです。自分だけ遅い、自分だけ新しい、は製品の仕様です。計測と合格判定は、シークレットウィンドウで行ってください。
サーバー側キャッシュ
レンタルサーバーのコントロールパネルに、キャッシュや高速化のスイッチがあることが多いです。名前は「ページキャッシュ」「コンテンツキャッシュ」「高速化」などと分かれます。有効なら、WordPress側に同種を足さないでください。効いているかは、ログアウトした状態で同じURLを2回開き、2回目の待ちが短くなるかで見ます。
サーバー側が動いているサインは次の通りです。管理画面にサーバー独自のキャッシュ削除ボタンがある。公開面の応答ヘッダにキャッシュの痕跡がある。更新しても自分のブラウザでは古いまま、別の端末では新しい、が起きます。痕跡の読み方が分からなくても、削除ボタンがあるならサーバー側は生きています。
サーバー側を使う場合の自分の作業は、削除手順の確認です。記事を直したあと、どの画面のどのボタンで消すか。消したあと何分で寄るか。自動で消える対象と手動が必要な対象。これを1枚のメモに残すと、「直っていない」誤認が減ります。
サーバー側が弱い、または無い、と感じても、すぐプラグインを足さないでください。画像とプラグインの整理で足りることがあります。サーバー側が強いのにプラグインを足すと、二重になります。二重の方が遅いこともあります。
すでに入っている高速化プラグイン
プラグイン一覧で、キャッシュ、optimize、speed、performance、minify などの語を探してください。有効ならその設定画面を開き、ページキャッシュ、画像変換、CSSとJavaScriptの遅延がどれだけオンかを書きます。すでにページキャッシュがオンなら、別のキャッシュプラグインは入れないでください。
テーマが独自の高速化を持っていることもあります。カスタマイザーやテーマの設定に、キャッシュや遅延があります。テーマ側とプラグイン側の両方をオンにしないでください。片方を残します。どちらを残すかは、サーバーの案内に合わせます。案内が無いなら、設定が少ない側を残してください。
CDNを手前に置いている場合も、キャッシュは二重になりやすいです。CDN側のキャッシュとWordPress側のキャッシュとサーバー側のキャッシュ。更新が反映されないときは、3か所を疑ってください。消す順番はWordPress側、サーバー側、CDN側です。ブラウザの再読み込みだけ先にしても足りません。
入っている製品の設定が分からないなら、新しい製品を足さないでください。分からない設定の上に別のキャッシュを重ねると、戻し方が倍になります。今の製品を停止し、キャッシュフォルダを消し、公開面を見てから次を検討してください。
キャッシュプラグイン比較の見る点
比較で見る点は、点数の差ではありません。設定の細かさとレンタルサーバーとの相性です。点数は、入れた日の計測条件で変わります。相性が悪いと、点数が上がる前に公開面が壊れます。
設定の細かさ
WP Super Cacheはページキャッシュが中心で、設定の種類は比較的少ないです。ページをファイルとして保存する考え方に寄ります。初めてキャッシュを入れる人が迷う項目は少なめです。その分、画像変換や細かい遅延まで一括ではやりません。
WP Fastest Cacheは画面のスイッチが多く、見た目でオンオフしやすいです。ページキャッシュに加えて、縮小や遅延のスイッチが並ぶことがあります。オンを並べると壊れやすいです。最初はページキャッシュだけを有効にしてください。
W3 Total Cacheは項目が多いです。ページ、オブジェクト、データベース、ブラウザ、CDN連携まで画面が分かれます。必要な項目以外を触ると、切り分けができません。慣れていない人が最初に全部を有効にすると、管理画面が重くなり、公開面の一部が欠けることがあります。細かく制御したい人向けで、初めての1つには向かないことが多いです。
LiteSpeed Cacheは、LiteSpeed系のサーバーと組んだときに本領が出ます。サーバーがLiteSpeedでないのに入れると、期待した加速が出ないことがあります。サーバーの種類が分からないなら、先にサーバーの案内を読んでください。案内にLiteSpeed Cacheと書いてあるならそれに合わせ、他のキャッシュプラグインは入れないでください。
細かさは、多さが強さではありません。項目が多い製品は、誤りの数も増えます。会社案内の更新が月に数回なら、少ない設定で足ります。会員とカートがあるなら、除外設定の分かりやすさの方が重要です。
レンタルサーバーとの相性
レンタルサーバーは、特定のキャッシュプラグインを推奨していることがあります。推奨があるなら、比較表より推奨を優先してください。推奨と違う製品を入れると、サーバー側キャッシュと喧嘩します。喧嘩の症状は、白い画面、ログインループ、更新の不反映、フォームの失敗です。
相性を見る手順は次の通りです。サーバーのヘルプでキャッシュの案内を開きます。推奨製品とサーバー側スイッチの関係を読みます。すでにサーバー側がオンなら、プラグインは足しません。オフでプラグインを案内しているなら、案内の1つだけを入れてください。
共用サーバーは、隣の負荷の影響を受けます。キャッシュプラグインを入れても、混雑時間は遅いままのことがあります。プラグイン比較の点数だけで、サーバー変更を決めないでください。変更は引っ越しの判断になります。この記事の範囲では、今のサーバーとの重複を避けるところまでにしてください。
オブジェクトキャッシュやメモリ上の保存は、サーバーにその仕組みがあるときだけ効きます。無いのにプラグインの項目だけオンにしても、管理画面は速くなりません。項目の意味が分からないものは、オフのまま残してください。
WordPressキャッシュプラグインの選び方
選び方は次の順でよいです。サーバーの推奨があるならそれに従います。LiteSpeed系ならLiteSpeed Cacheを第一候補にします。推奨が無くサーバー側キャッシュも無いなら、設定の少ないWP Super CacheかWP Fastest Cacheのどちらか1つです。W3 Total Cacheは、項目を自分で切り分けできるときだけにしてください。
カート、会員、マイページ、問い合わせの確認があるサイトは、除外ができるかを見てください。除外できない製品や、除外の書き方が分からない製品は選ばないでください。他人の情報や古いカートが見える事故は、速さより先に防ぎます。
画像変換とCSS遅延まで一括でやりたい気持ちは分かります。一括製品を選んでも、最初はページキャッシュ以外をオフにしてください。画像は元ファイルを軽くする方が先です。遅延は壊れやすいです。キャッシュプラグインに全部を任せる選び方はしないでください。
有料版の機能表で選ばないでください。この記事では各製品の料金を書きません。無料の範囲でページキャッシュが出せるか、除外ができるか、削除ボタンがあるか、で足ります。有料の追加機能を前提にすると、保守のたびに判断が増えます。
選んだら1つだけ入れてください。入れた日、製品名、有効にした項目、除外したURLを書きます。計測は入れる前と入れたあとです。トップと下層とフォーム。点数が少し動いただけでは成功としません。更新が反映され、フォームが送れ、見た目が欠けないことが合格です。
選んだ製品のヘルプで「キャッシュ削除」の場所を先に探してください。削除ボタンが見つからない製品は、更新のたびに古い画面が残ったときの戻し方が弱いです。入れる前に削除の画面をブックマークします。担当が複数いるなら、同じ場所を共有してください。
ステージングや確認用のサブドメインがあるなら、先にそちらで入れてください。本番だけにいきなり入れると、比較ではなく復旧になります。確認用が無いなら、入れる時間帯を更新の少ない時間にし、戻す人を決めてから有効にします。
キャッシュクリアの手順
キャッシュクリアは、設定を増やす前にやってください。直したのに古い、はキャッシュのことが多いです。クリアの順番を決めておくと、慌てません。
順番は次の通りです。WordPressのキャッシュプラグインの削除ボタンを押します。次にサーバーのコントロールパネルの削除ボタンです。CDNを使っているなら、そちらの削除です。最後にブラウザの強制再読み込みです。この逆だと、ブラウザだけ新しく見えて他人は古いまま、または他人は新しく自分だけ古い、が起きます。
プラグインの削除ボタンは、管理画面の上や設定の先頭にあることが多いです。名前は「キャッシュ削除」「すべて削除」「Empty Cache」などと分かれます。押したあと、公開面をログアウト状態で見てください。自分のログイン状態では、キャッシュを出していない製品が多いです。
記事の更新で自動削除される範囲と、されない範囲があります。投稿を直すと記事ページは消えるがトップの一覧は残る、固定ページは消えるがウィジェットは残る、など製品で違います。メニューとウィジェットとカスタマイザーを変えたあとは、手動で消す前提にしてください。
フォームの確認画面やサンクスページで古い内容が出る、送信できない、はキャッシュの除外漏れを疑ってください。該当URLを除外に足し、キャッシュを消してから再送します。除外の書き方を間違えて、サイト全体がキャッシュされなくなることもあります。書いた除外をメモし、効きすぎたら戻してください。
スマホだけ古い場合は、CDNかブラウザかアプリ内ブラウザを疑ってください。パソコンで消えても、スマホの通信経路に残ることがあります。時間を置いてもう一度見てください。すぐ設定を足さないでください。
メニューとウィジェットとカスタマイザーを変えた日は、記事の自動削除を信じないでください。手動で消してから公開面を見ます。トップのスライドとフッターの連絡先はキャッシュに残りやすいです。残っている古い連絡先は信用問題になります。速さより先に消してください。
削除ボタンを連打しないでください。一度消して数十秒待ち、ログアウト状態で見ます。連打すると、サーバー側の再生成が重なり管理画面が一時的に遅くなります。遅いからといって、別のキャッシュプラグインを足さないでください。
キャッシュ削除をプラグインなしでやる
プラグインの画面が開かない、停止したら削除ボタンが消えた、白い画面で管理画面に入れない、ときはプラグインなしでキャッシュを消してください。対象は、キャッシュ用と分かっているフォルダだけです。wp-content の中を全部消さないでください。
よくある場所は wp-content/cache です。中に製品名のフォルダがあることが多いです。FTPやファイルマネージャで、そのフォルダの中身を消してください。フォルダごと消して製品が再作成することもあります。消す前にバックアップを取ってください。中身が見慣れない別用途のフォルダを巻き込まないでください。
サーバー側キャッシュは、ファイルマネージャでは消えないことがあります。コントロールパネルの削除ボタンが本体です。ファイルを消しても、サーバー側が古いHTMLを返し続けます。プラグインなしの削除は、ファイル側とサーバー側の両方を見てください。
ブラウザのキャッシュは自分だけに効きます。訪問者の画面は変わりません。自分の確認用に強制再読み込みするのはよいです。それだけで作業完了としないでください。
キャッシュを消しても白いままなら、原因はキャッシュだけではありません。テーマやプラグインの衝突、PHPのエラー、容量不足。エラーログが見られるなら見てください。見られない、戻し方が分からない、ならそれ以上ファイルを消さないでください。
プラグインを外したあとも、キャッシュ用の残ファイルが残ることがあります。製品を削除したあとに wp-content/cache を見て、その製品の名前のフォルダが残っていれば中身を消してください。残ったまま別のキャッシュプラグインを入れると、古い規則で配ることがあります。
advanced-cache.php などキャッシュ用の読み込みファイルが、wp-content 直下に残ることがあります。製品を消したあとも残っていると、無い製品を探して警告が出ることがあります。中身がどの製品のものか分かるときだけ消してください。分からないファイルを名前だけで消さないでください。消す前にバックアップを取ります。
プラグインなしの削除で公開面が戻ったら、次に入れる製品は1つだけにしてください。戻った直後に2つ入れると、比較前の状態へ戻ります。戻った事実と消したフォルダの名前を書いてから、次を選びます。
キャッシュプラグインの入れすぎ
入れすぎは、比較の失敗ではなく運用の失敗です。試しに入れて停止し忘れ、別の製品を有効にしたまま、が典型です。有効が2つある時点で止めてください。どちらが本物か決めて、片方を停止します。
重複
重複の症状は、更新の不反映、スタイル欠け、ログインループ、フォーム失敗、スマホだけ崩れ、管理バーが二重に出る、です。症状が出たら設定を足さないでください。有効なキャッシュ系を一覧し、あとから入れた側を止めます。止めたらプラグインなしの手順でフォルダを消し、サーバー側も消してください。
縮小と遅延の重複も同じです。テーマで遅延し、プラグインでも遅延し、別の最適化プラグインでも縮小します。欠けた表示は、速さの点数より先に戻してください。縮小は全部オフにし、ページキャッシュだけ残して見ます。
CDNとサーバーとプラグインの3重は、消す場所が3つあります。メモが無いと、毎回どれを消したか分かりません。重複を解消したあと、残す1か所の削除手順だけを残してください。
管理画面が重くなる
キャッシュプラグインは、公開面を軽くする代わりに管理画面へ統計や設定画面を足します。複数入ると、管理画面の読み込みと保存が増えます。公開面が速くても毎日の更新が遅いなら、入れすぎです。
デバッグ出力や詳細ログをオンにしたままの製品は、特に重いです。切り分けが終わったら、ログはオフにしてください。公開面の数字が満足なら、管理画面のグラフは切ってよいです。
管理画面が重い原因の切り分けは、別記事に寄せています。キャッシュを足して管理画面が遅くなったなら、まずキャッシュ系を1つにしてください。それでも遅いなら、プラグイン全体の数とデータベースを見ます。
入れすぎのあとで「どれが本物か」が分からないときは、全部止めてください。公開面は一時的に遅くなります。その状態でトップとフォームを確認し、サーバー側キャッシュだけが生きているかを見てください。生きていればプラグインは足しません。生きていなければ、設定の少ない1つを入れ直します。
キャッシュプラグイン比較のあと
比較のあとに残すものは、製品名ではなく運用の型です。残すキャッシュは1つ。除外したURLの一覧。削除する画面の場所。更新後に必ず消す操作。この4つがあれば、担当が変わっても同じ事故を減らせます。
点数のスクショより、除外リストの方が大事です。点数が高くてもカートが古いサイトは不合格です。合格の定義を速さだけにしないでください。
1週間後に同じURLを測ってください。更新を重ねたあとで、キャッシュが残りすぎていないか。画像が再び大きくなっていないか。キャッシュは一度入れたら終わりではありません。更新のたびに、消す場所を確認してください。
比較表を保存する必要はありません。残すのは、今有効な1つの名前と、止めた製品の名前です。止めた製品を削除してよいかは、依存を見てからです。設定画面のスクリーンショットより、除外URLのテキストの方が次の担当に渡せます。
合格の記録には、入れた日と止めた日を残してください。季節のアクセス増の前に設定をいじると、原因が分からなくなります。変更するなら、計測の前後を同じ週に取ってください。比較は製品の宣伝文ではなく、自分のサイトの除外と削除のしやすさで続けます。
更新担当が変わったら、削除ボタンの場所を一緒に開いて確認してください。文章のメモだけでは、押す画面を間違えます。一度開いて同じ場所を指せれば、入れすぎと不反映の問い合わせは減ります。
サーバーを引っ越したあとは、キャッシュ製品を見直してください。旧サーバーの推奨が新では非推奨になっていることがあります。引っ越し直後に旧のキャッシュを有効のままにすると、新しい環境で白くなることがあります。引っ越しの確認が終わってから、キャッシュを1つ入れ直してください。
キャッシュプラグインが自分で難しいとき
白い画面から戻れない、フォームが止まった、ログインできなくなった、サーバー側とプラグインのどちらを残すか分からない、フォルダを消してよいか判断できない、はこの先を自分で進めないでください。今有効なプラグイン名とサーバーの種類が分かれば、それを残します。
サイト当番に相談する場合の入口は、既存のWordPress保守です。更新、日次バックアップ、死活の監視を同じ窓口で見ます。死活は全プランで24時間365日、1秒単位です。マルウェアの常時監視はスタンダード月額17,800円(税別)以上です。人は本当に問題かを見てから進めます。キャッシュ設定だけを切り出した定価は設けていません。
継続して見る必要があるなら、ライト月額8,800円、スタンダード月額17,800円、プレミアム月額34,800円の既存枠です。まずはWordPress保守を見て、今入っているキャッシュ製品の名前を添えて相談してください。
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相談
キャッシュの重複確認
サーバー側とプラグイン側のどちらが生きているかが分かれば、残す1つから返します。キャッシュ設定だけの料金は作っていません。